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WRAP勉強会 in 盛岡

さる7月26日(日)、岩手県は盛岡市でWRAP研究会いわて主催の勉強会が開催され、参加してきました。

東京からファシリテーターをお招きしての勉強会で、参加者もほとんどの方々はファシリテーターの資格者でした。

今までは「キーコンセプト」、「元気に役立つ道具箱」、各トピックを順に進行していく形態のクラスに参加することがほとんどで、私達がファシリテーターとして紹介・進行してゆくカタチもやはり同じ。
それ以外のクラスの紹介・進行方法となると、(私個人の考えとしては)数多くのクラスや勉強会等に参加してサンプルを増やさないと難しいです。

今回の勉強会は「対話」についてのグループワーク。

あらかじめ準備されていた数十枚のカードをトランプのように各人に配ります。
カードにはそれぞれ「問い」が書いてあり、自分の持っている問いのカードの中で、同じグループの人達に聞いてみたいと思う問いの書かれたカードを選んで出してグループ内でお話するというワークでした。

次に聞いてみたい問いを自分自身で考えてカードに書き込んで同じグループの人達とお話しました。

「問い」についてはザックリしたものではなくて、「ポジティブな問い」、「中立的な問い」、「ネガティブな問い」等々、様々な視点で細分化して考えるグループワークでした。

とても考えさせられる、それでいて楽しいグループワークでした。
盛岡遠征中は実りあるものとなりました。

ファシリテーターを務めてくださった、けんさん。ありがとうございました。
そして参加された方々もありがとうございました。

# by wrap-aomori | 2015-07-29 10:14

WRAPの達人


アメリカ大リーグ、フロリダ・マーリンズのイチロー選手は、私の好きなアスリートの一人です。


いつも思うこと。
”イチロー選手ってWRAPの達人だなぁ~”

イチロー選手は偏食家で知られています。
いつもと違うものを口にして、それが原因となって体調に異変を来さないようにというのがその理由だそうです。
だからカレーライスを食べ続けたり、遠征中では行く先々での食事する場所は決まって同じくしているようです。
これこそ”毎日すると良いこと”を無意識に実践しているんじゃないかなと思うのです。

2002年。
この年は1994年から続いていた首位打者を逃した年でした。
記者はこの点をどう思っているのかをイチロー選手に尋ねました。
イチロー選手は「その時のベストを尽くそうと準備をしてきた自分がいつもいた。その事には胸を張れる」。そんな感じの事を言っていました。

ベストでいるために。もしくはベストの状態にもっていけるかもしれない為の準備をする。
その為に彼は決まった時間に決めた事を行い、決めたものを食べる。
決して才能ばかりではなくて、こうした準備の賜物なのだなと感じています。

何の準備もなく物事が上手く運べばラッキーですが、不確かで保証できない事。
きちんと準備した上で物事を上手く運べれば、胸を張って喜びや満足を感じても良いはず。
仮に上手くゆかなかったとしても、準備していた上での失敗ならば準備していなかった場合よりダメージは少ないかも知れないですね。

そんなイチロー選手をみていると「毎日すると良いこと」や「時々すると良いこと」など、日常生活の管理の大切さを再認識しています。

常に「いい感じ」でいられるように見習いたいと思います。
WRAPの達人_e0308775_11000123.jpg





# by wrap-aomori | 2015-05-29 11:02 | ブログ

家族会への紹介クラス

さる4月25日(土)の事になりますが、青森県内の病院から依頼をいただき、家族会の方々へWRAPの紹介クラスを開催しました。
2時間のコマでの開催でした。

参加された方々全員がWRAPという名前をきくこと自体初めてとのことでした。

・WRAPとはどういうものなのか?
・WRAPとは支援者と当事者のどちらが使うものなのか?

この2点が家族の方々の興味であり、この日の紹介クラスのポイントだったと思います。

WRAPの概要から説明をさせていただいた後に2グループに分かれて、参加された皆さんで「元気に役立つ道具箱」をポストイットに書き込んで模造紙に貼っていくグループワークをしました。

概要説明で紹介はしましたが、いざグループワークとなると戸惑われる方も多かったのですが、
皆さんには
・「気分転換」はどのような事をしていますか?
・趣味はどのようなモノ・コトがありますか?
という所からイメージしてもらい、取り組んでいただきました。

普段の生活の中で”無意識”に行っている気分転換法だったり楽しみだったりを、”意識”して思い起こしていただいたところ、次々とポストイットに書き込み、グループ内で紹介しながら貼り出していただきました。

2グループともかなりの盛り上がりで、参加された方々の笑顔をみることができ、私たちファシリテーターもワクワク感や笑顔を共有できました。

参加された方々が笑顔を持ち帰っていただけたなら私たちも嬉しいです。

WRAPには「当事者」や「支援者」の垣根はないことをイメージしていただき、この体験をキッカケによりWRAPに興味をもっていただけたらなぁと思いました。

皆さん、またお会いしましょう!!





# by wrap-aomori | 2015-05-03 20:24 | WRAP

深刻な乱れからの脱出

以前のブログ記事で報告していましたが、先月末に岩手県宮古市で開催された「WRAPファシリテーター養成研修」で5日間サポーターを務めた時のお話です。

2日目だったと記憶しています。
日中ずっと一つのことに集中できず、次から次へと考えが駆け巡ったり、体を落ち着きなく動かし続けたり、物忘れが酷かったりしていました。

その日の夕方、研修の参加者と食事を共にしました。
その際、「自分が普段こころに温めている事を少しでも多く伝えなければならない」という気持ちと、「沈黙が起きないように何かを話さなければならない」という気持ちが強く、疲れてしまうほど沢山喋っている自分がいました。
会話の内容には人を批判するような内容の事も話していたと思います。
日中も、そして夕食時も、薄々「いつもの自分と違う。少し様子がおかしい。」そう感じてはいました。

私は日課にしている事の一つに、その日1日の自分の行動と言動を振り返るという事をしています。

ホテルの部屋に着いた後、1日の振り返りの時間を持った時に、日中の落ち着きなく集中力のなかった自分、夕食時の多弁で批判的な言動の多かった自分を改めて感じ、酷い後悔と自己嫌悪に苛まれて1~2時間ほど辛い時間を過ごしました。

研修はまだ始まったばかり。「サポーターをしっかり務め上げないといけない」という気持ちも強くて、どうにかして「いい感じ」に状態を戻したいと感じ、策を考えてみました。

そこでWRAPでいうところの「元気に役立つ道具箱」の登場です。ここでも2つの選択肢がありました。

一つは、
何もしないでとにかく寝る!

二つ目は、
多少きつく感じても、毎日すると良いことを実行してから寝る!

この時は二つ目を選択することにしました。
なぜ二つ目を選択したのかというと、
毎日すると良いことの中には”ストレッチ”や”脚や頭皮や顔のマッサージ”など、リラクゼーション効果の要素のある事が多かったし、普段の生活の中で毎日すると良いことを”毎日できる自分”は”いい感じの自分”であって、ちょっとした達成感を得られて心地が良い感覚になるという理由からです。

一通りこなしてから睡眠。。。

翌日は落ち着きのない動きもなく(なかったと思います)、頭の中も割にスッキリで集中力も持続していました(だったと思います)。

それ以降は特に心身の調子が極端に大崩れすることもなく過ごし、なんとか5日間を乗り切れました。

WRAPに取り組むようになってから自然にするようになったこととして、上記のように”その日一日の行動と言動を振り返る”ようにしているわけですが、これによって早い段階で何かしらの異変のサインに気付く事ができるようになってきたように思います。

日中の落ち着きのなさや多弁は私の”注意サイン”で、激しい後悔と自己嫌悪は私の”深刻な乱れ”だったわけです。

自分のWRAPがなければ、これらの異変にどう対処して良いかという事すらわからずに、ただただ流れに身を任せたまま、いつ訪れるともわからない回復を待たなければならなかったはずです。

MY WRAPを持っていて、それを実行して困難を乗り越える事ができて良かったなぁと思った事と、改めてWRAPってすごいなぁと感じました!






# by wrap-aomori | 2015-04-13 19:20 | ブログ

WRAPファシリテーター養成研修 in 宮古

3月25日(水)から29日(日)の5日間、岩手県宮古市に於いて「WRAPファシリテーター養成研修」が開催されました。
私は事務局兼サポーターとして参加してきました。

今回の5日間研修では、地元である岩手県の方、他県では千葉県、そして青森県からも受講に参加していました。
参加人数は総勢14名でした。

プレゼンテーションの演習、自己紹介など緊張の場面が多々あって、それでいて参加者それぞれが協力し合って乗り越えて・・・。
日を追う毎に皆さんの会話も賑やかになっていました。

私個人は2日目に注意サインが出て若干ピンチに陥りましたが、対応プランの「毎日すべき事」を取り組むことによって脱出することができました。
それを実行しなかったら、サポーターを5日間務め上げることは出来なかったかもしれません。

28日は研修後に少し時間をとって「IPS(意図的なピアサポート)の勉強会」に初めて参加させていただきました。
そこで「衝撃的な気づき」があり、もっと学びを深めれば、ひょっとしたら今後の自分自身、そして「WRAPの世界観」が変わるのではないか?という境地になり、非常に実りある勉強会でした。

フィーリング、プレゼンテーション、自己紹介・・・。
それぞれに緊張あり、自分と向き合い、涙があり、感激・喜びがあり、参加された皆さんが一体となって臨み、乗り越えた研修でした。

個人的には青森県から新たに2人のファシリテーターが加わったことが非常に嬉しいです。
一緒に活動できる機会が楽しみです。

今回の養成研修、5日間無事に終えてファシリテーターとなられた方々、お疲れ様でした。そしておめでとうございます。

またお会いしましょう!!

# by wrap-aomori | 2015-03-31 19:18 | ブログ
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WRAP=ラップ(元気回復行動プラン)は心の健康の点検と整備をする「自分取扱い説明書」です。「三沢らっぷ」は青森県三沢市よりWRAPを発信しています。


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