夢の途中

久々に個人的な事を書かせていただきますね。

このブログをはじめから読んでくださっている方、もしくは私を知っている大切なWRAP仲間は知っているかと思いますが、
私は双極性障害(躁うつ病)に罹患している当事者です。

薬の服薬歴は
初めにうつ病と診断され、途中で双極性障害と病名が変わってからも含めトータル16年。

最近になって状況に変化がありました。
主治医との相談の上、双極性障害の治療薬が中止になりました。
現在、予防的なお薬だけになりました。

中止にしましょうとのお話をきいた瞬間は、意外に嬉しさはなくて、怖さが先にきていました。
「薬がなくなって、再び躁か抑うつ、どちらかの症状が出現しはしないだろうか?」

それから数日の間は怯えていました。
一番恐れていたのは「躁」の状態が出現してしまったら・・・という事。
これまでは躁の状態で幾度となく破滅的な言動・行為を繰り返してしまい、働く場所を失い続け、多くの人々を苦しめ振りまわし、そして多くの友人・知人を失ってきた過去があるから。
またそのような状態に戻りはしないだろうかと・・・。
数日は不安感と恐怖心を抱え込んだ日々を悶々と過ごしました。

でも、
そんな気持ちで毎日を送り続けるのは嫌だったし、予防薬だけでの対処だけではなく、自分自身の力で対処できる術はないだろうか?
そう思っていた時に部屋の本棚に並べてあったある一冊の本に目が留まりました。

対人関係療法でなおす 双極性障害 躁うつ病への対人関係・社会リズム療法

水島広子/創元社

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5年以上も前に購入していた本で、何度か読んだものの全く頭に入らずに頓挫してしまっていた本です。

双極性障害は一生付き合ってゆかなくてはならない疾患だという事は、主治医から言われていたし、書物にも載っていました。
しかし、
「適切な服薬と日常生活の自己管理を続ければ、症状の出現を最小限の留めて普通の生活を送る事ができる」
という事も主治医から言われていたし、やはり書物にも載っていました。

薬がなくなり、不安と恐怖を抱えた状態で再びこの本を読み直してみました。
今の私が「乾いたスポンジ」だとしたら、この本に書かれてあることはその乾いたスポンジに水を与えるかのような内容でした。

「毎日をリズミカルに過ごす事によって疾病の出現を予防する」
という、薬の服薬管理と並行して行う「自己管理」

主治医も勧めてくれました。

例え単調で、時に退屈に感じるかもしれない節制や自己管理も、破滅的な「躁」や暗く辛い「うつ」の出現した時の苦しみに比べたら・・・。
そう思えたら気持ちが楽になってきたし、勇気も湧いてきました。「希望」が湧いてきたともいえます。

最近、数少ない(?)友人から
「あと何年生きられるかわからない人生を好きなように生きないなんて勿体ないでしょ!」
なんて言われました。

「わたしの主人公はわたし」なのに、主導権を握るキッカケや術がわからなかったし、諦めていました。
「わたしの人生の主人公は誰々サン、あなたが代わりにお願いね」・・・。
なんだか変ですよね?

サポーターから言われた何気ない言葉に、これからどう生きるべきなのか?という事を考えさせられ、気付き、学ばせてもらいました。
それより何より。一番かけがえのないサポーター


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私はこの子たちを守らなければならない責任と義務があります。

それと、これまでの度重なる「破滅的行為」で多くの人達を不幸にさせてしまいました。
だから、せめて1度でも良いから、人を幸せにしたいです(カッコつけてるわけじゃなく、心からそう思っています。でも40代でこんな事言ってると気持ち悪い?)。

これまでの15年について、「失われた15年」と感じた時期がありました。
でもここ数年は「失った数だけ学んだ15年」だと思えるようになってきました。

それもこれも、全てのキッカケはWRAPと出会い、WRAPを通じて沢山の人達と知り合い、WRAPから「生きるヒント」を教えてもらったからだと思います。

そう思えるようになって、少しずつですが、一歩進めそうな気がしています。

と、
何だか別れの挨拶でもしているような書き方をしていますが・・・。
そうじゃないです(笑)

WRAPの魅力を紹介したいのは勿論なのですが、「リカバリー」のキッカケを掴むお手伝いをこれからも続けてゆきたいです。

見失っていたリカバリーの光が微かに見えてきたのかな?と感じたので。
でもまだまだ途中です。

夢の途中です。

ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

「心の元気サロン」の開催告知は別記事でUPしますね。







上記の書籍に関しては、あくまでも個人的な見解と感想です。
医師の件に関しても、それぞれの病院や医師によって治療方針等が様々だと思います。
この点、お断りしておきます。
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by wrap-aomori | 2018-03-14 23:35 | ブログ | Trackback | Comments(1)
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Commented at 2018-06-03 23:20 x
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WRAP=ラップ(元気回復行動プラン)は心の健康の点検と整備をする「自分取扱い説明書」です。「三沢らっぷ」は青森県三沢市よりWRAPを発信しています。


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